アンマンあたふた暮らし

その名の通り!アンマンで暮らし始めた主婦の日常記です。

まずはお試し1週間(2)そもそも、どうして「お試し」か?

さて、何が「おためし1週間」なのかと申しますと。

我が家は4人家族なのですが、上の子が今中学3年生。本当に色々な事を考えに考えた挙句、この子は日本に残していくことにしたのであります。元々二世帯住宅に居住していたので、環境は変わらないまま母方(=私)の祖父母に預けることに。
一方、下の中学1年生は、逆にある意味海外生活のラストチャンス。2年という期間内なら義務教育中に帰国できるということで、ヨルダンに伴う事にしました。
当地の教育制度は、9月が学年始まり。入学を決めた学校の始業が9月2日、レジストレーションオリエンテーリング、生活への順応なども考えると、8月の初旬には現地に向かいたい……というのが、夫の意向だったのですが。

流石に、他の家族が全員経験する「アンマンでの生活」を、上の子だけちらとも見ないまま終えるのはいかがなものか、と。更に言えば、子どもを預かる事になった私の母が、
「8月頭に出発?いやだそれは無理!学校が始まったら日中は学校に行くから昼間は私も自由に動けるけど、夏休みは一日中家に居るでしょう?私だって色々と予定があるんだから!もっと遅くならないの?!」
と叫んだために、
「ここはひとつ、1週間ほど家族みんなでアンマン暮らしを経験してみよう」
という次第になったのでありました。

そんな訳で、まず家族全員でヨルダンに向かい、「こんな感じで生活しますよ」というのを軽く味わったのち、上の子と私は一旦帰国。そして、上の子を無事に日本に送り届けたら私一人またしてもとんぼ返りでアンマンへ、という、どう考えても地獄のようなスケジュールが定まったのです。その結果、1週間という短い滞在期間そのものも、大変なことに……その詳細は、次回写真満載で。

まずはお試し一週間(1) ええい台風め

台風13号が関東に襲来したその夜、私達は深夜便でドバイに飛ぶ予定となっておりました。0時30分羽田発で10時間、ほんの1時間ほどのトランジットでそのまま3時間かけてアンマンへ、というスケジュール。それが、いきなり出発の段階で7時間の遅延……!ええい台風め。
乗り継ぎの調整がつかず、「もしかしてドバイの空港内で1泊……?」と不安に駆られながら機上の人となったのは、8月9日朝7時すぎのことでした。

朝出発だったにもかかわらず、へとへとに疲れてしまった私たちはぐっすり。今回は「赴任」扱いだったので、折角会社のおごりでビジネスクラスだったのに……お食事、1回スキップしてしまいました。ち。

機内軽食
こちらが2度目の機内食、いわゆる「軽食」。実はこの後間を置かずエコノミーにも乗るんですが、ぶっちゃけ「しつらえ変えただけ」と言っても過言ではないでしょう。航空会社は、エミレーツでした。

さて、ドバイ。
次に家族全員が揃って搭乗できるのは、なんと9時間後とのことで……色々見積もっても7時間以上を、空港の中で過ごす羽目に!

とはいってもドバイ。何はともあれドバイ。一大ハブですから、非常に広くて楽しい(後にこれでエラい目に遭うのですが、これはまた別の機会に)。

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まずもって、お土産屋さんが楽しい。山積みのデーツ(なつめやしの実のドライフルーツ)、チョコレート、いやげものに果てしなく近い「Dubai」と染め抜かれた各種の布製品、それに「綺麗で可愛くて美しいけど貰ってどうすんだ」なトルココーヒーのセットや水煙草用具(「写真は次に来た時にゆっくり撮ろう!」と思ったのですが……)。

そして、謎看板。

絶対違うとまでは云わないが、ちょい惜しい

ラウンジは広くて快適。

少し寒いぐらいが「おもてなし」

スイーツも充実

こちらはラップサンドなど

カレーもビリヤニも

専用のアイスクリームスタンドもあって、大変美味でした

マッサージセンターも完備しているので、父親と娘はそこで時間を潰しておりました。

こりゃ楽しめるわ……とは思ったものの、さすがに限界というのはあるもので。待機も4時間を過ぎたあたりから、疲労がずっしりと背中にのしかかります。その状態での、プラス3時間フライト。

御馴染みモエ・エ・シャンドン

流石に、アルコールの助け無しにはちょっと乗り切れない感じでございました。

チーズ!

軽食をスキップして、チーズだけ。充分美味しかったです。

ほうほうの態でアンマンに着いたのは、午前0時に近い時間。朝7時の飛行機に乗るために午前4時に家を出ましたから、時差6時間を加えて総計26時間の長旅でありました。もちろん、普通はそんなにかからないんですよ!ええい台風め。

 

アンマンあたふた暮らし

20年同じ家に住み、35年同じ市外局番で暮らしてきた私が、いきなりの海外生活。しかも行く先は、直行便の無い遥かヨルダンはアンマン。どんな場所?生活は?子どもたちの学校は?……戸惑いだらけの準備期間を「なるようになるさ」とすっ飛ばし、遂に到着しました中東の地。右も左も判らない新生活を、ブログにしたためてみようと開設してみましたが、はてさてどうなることやら。

宜しければ、どうぞお付き合いくださいませ!